ペットフードができるまで
- 今回つくっているのは、「リモナイトラボ室内犬用」。気になる便臭を約80%カットしてくれる天然のミネラル<リモナイト>が配合されているよ!
リモナイトラボ室内犬用
STEP1 材料の下準備

さぁ、さっそくペットフードづくりをのぞいてみよう!まずは材料の下準備からはじめるよ。お肉など、フードの原材料をすべて「サイレントカッター」と呼ばれる機械に入れて、まんべんなく混~ぜ混ぜ。……まるでハンバーグをこねてるみたい!

工場スタッフがチェックしているのは、料理のレシピ帳のようなもの。姫路工場では数種類のペットフードをつくっているんだけど、それぞれフードの特長に合わせた最適な栄養バランスになっているから、原材料や配合の割合が違うんだ。
STEP2 加熱調理機で練りながら焼く

できあがったペットフードの“タネ”がリフトで加熱調理のラインへ運ばれていくよ。そのままベルトコンベアで「ホッパー」と呼ばれる料理のボウルのような容器に入って、かき混ぜられるんだ。

それから「エクストルーダー」というオーブンのような加熱調理機のなかで、最高150℃の高温で一気に加熱!エクストルーダーのなかには2本のスクリュー軸が動いていて、加熱しながらフードを練っているんだよ。わかりやすく言うと、クッキーの生地を練ってオーブンで焼いているイメージに近いかな?

できたてフードは熱々でやわらかいので、4つの穴からトコロテンのように押し出されて、回転するカッターで粒状に切りそろえられるんだ。
STEP3 あら熱をとって冷ます

できたてのフードはあら熱をとるため、強力な風で送られてチューブのなかを飛んでいき、「スパイラルフリーザー」という冷蔵庫のような機械に運ばれるよ。

写真右上はスパイラルフリーザーの制御盤。気候によって温度設定などを変えているんだって。このなかをベルトコンベアに乗ったフードが流れて、3分ほどかけて冷まされるんだ。

さぁ、ついにスパイラルフリーザーからフードが出てきたところだよ。ぼく、つまみ食いしちゃってもいいかな?!
STEP4 検査室で品質チェック
ここは工場に併設された検査室!できあがったフードは毎日定期的に品質をチェックするんだよ。フードはフードプロセッサーで細かくして、水分値などを測定。検査結果はすぐに製造ラインにいる各スタッフにメールで知らされるようになっているんだ。その結果を元に、必要であれば加熱調理の温度設定などを調整して、一定の品質を保っているんだよ。
STEP5 検査・検査・検査!!!

いよいよ袋詰め!フードは1分間あたり約60袋包装できるパッケージ専用の機械に運ばれて、まずは製品ごとに決められた内容量に振り分けられるんだ。

それから金属探知機で検査。万が一、金属片が混入した場合は、左側の赤い筒に振り分けられて廃棄される仕組みなんだ。問題なければ、フードの鮮度を保つための脱酸素剤と一緒に小袋に詰められるよ。

フードを包装した小袋には、賞味期限と製品ロット番号を印字。印字に文字の欠けなどがないか機械がチェック。

脱酸素剤が入っているか、異物が入っていないか、袋の中身をX線で確認するんだ。

最後に製品ごとに決められた内容量を満たしているか計量して検査は終了!安心できる製品づくりのためには、ここまで念入りな検査が必要なんだね。
STEP6 ペットフードのできあがり!
検品が終わった小袋のフードはスタッフたちの手でパッケージ(外袋)に丁寧に詰め、封をして、これでようやく「リモナイトラボ 全犬種用」が完成したよ! できたらすぐに段ボールに詰めて出荷されて、ペットショップなどのお店に並べられるんだ。