Contentsお役立ち情報

猫の健康チェック

ネコちゃんの健康が気になる方へ
ペットの「健康で楽しい生活」を応援!
猫 編

愛するペットはいつも健康でいてほしいもの。
そのためには日常生活をしっかり観察して、変化があった時にすぐに気がついて対処してあげることが鍵になります。下記の項目を参考に、猫が甘えて寄って来た時に身体をチェックしたり、遊びやグルーミングシーンなどもよく観察し、病気の早期発見に役立ててください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

家庭でできる猫の健康チェック

ニオイをたしかめ、耳の中を覗いてみましょう。

ニオイがある
ニオイがある
耳が汚れている
耳が汚れている
傷などがある
傷などがある
耳をかゆがる
耳をかゆがる

ニオイ・汚れ
猫の耳に問題がなければ、通常は定期的な洗浄までは必要ありません。ただし、ニオイや汚れ、かゆがる様子があるなら、すでに寄生虫などによる外耳炎、もしくは細菌や酵母菌(マラセチア)などによる耳の病気になっている可能性があるので、獣医師に診てもらいましょう。特に外を出歩く猫は、ほかの動物との接触により、耳ヒゼンダニに寄生されたり、ケンカにより(特に未去勢の雄猫)耳が傷ついたりすることが多いので注意してください。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

ダニなどの寄生虫、皮膚糸状菌、疥癬(かいせん)などの皮膚病、アレルギー、ケンカでの傷などによっても耳の病気を発生します。放っておくと、中耳炎や内耳炎にもなり、鼓膜を破損する恐れもあり、聴力に障害が出たり、時には神経症状を発症することもありますので、早めに診察を受けるのがオススメです。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。犬の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

左右の目を比べてみたり、涙や目ヤニもチェックしましょう

目が赤い
目が赤い
目ヤニが出ている
目ヤニが出ている
涙が出ている
涙が出ている
目をしょぼしょぼさせている
目をしょぼしょぼさせている
目をかゆがる
目をかゆがる
左右の目の感じが違う
左右の目の感じが違う
目をひどく痛がる
目をひどく痛がる
目が見えていない
目が見えていない
目の動きがおかしい
目の動きがおかしい

左右非対称、目ヤニ
目が赤くなる病気では、結膜炎や角膜炎が考えられ、ほこりなどの異物の混入、細菌やウイルスによる感染、外傷などが原因と考えられ、目ヤニも出てきます。また、左右の目が違って見える場合や、目の動きがおかしい場合も、なんらかの病気が考えられます。目の異常に気がついたら、なるべく早く獣医師に診てもらいましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫伝染性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫クラミジア感染症などの症状のひとつとして、目が赤くなっている場合があります。特に子猫が猫伝染性鼻気管炎や猫カリシウイルス感染症になると、死亡率が高く危険です。複合症状がないか注意し、他の動物との接触をさけて、獣医師に診てもらいましょう。また、これらは混合ワクチンの接種で予防できるので、年1回の接種をしていると安心です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。犬の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

口をあけて、歯石やニオイ、歯茎の色をチェックしましょう

ニオイがする
ニオイがする
歯垢がついている
歯垢がついている
歯茎が赤い
歯茎が赤い
口を触らせない
口を触らせない

ニオイ、歯石
口臭がする時は口の中をよくチェックしてください。歯茎が赤いようなら口内炎を起こしています。猫の口内炎は、猫免疫不全ウイルス、猫白血病ウイルス、猫カリシウイルスなどに感染している場合があるので、安易に考えず診察を受けるようにしてください。また、歯石の付着が原因で、口内炎や歯周病を起こし、痛みから食事がとれない、よだれを垂らすなどの状態になる高齢猫も多いので、注意してチェックしてあげましょう。さらに口を触らせないのは、痛みがあるからかもしれません。口臭があるなら、獣医師に診てもらいましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

子猫の時から、歯磨きに慣らしておけば、歯石の付着もある程度防げます。しかし、すでに高齢で、歯石の付着がひどい場合は、獣医師に除去してもらうのがオススメです。また猫慢性歯肉口内炎や歯頚部吸収病巣(しけいぶきゅうしゅうびょうすう)など非常に痛みの強い病気で食事ができず衰弱してしまう場合もありますので、日頃から食べ方をよく観察し、なにか異常を感じた場合は獣医師の診察を受けてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

よだれを垂らす
よだれを垂らす
食べ方がおかしい
食べ方がおかしい

よだれ
よだれは食べ物の匂いなどで、分泌が活発になりますが、口内炎、舌炎、外傷、扁桃腺、腫瘍などで痛みをともなう時にも流れ出ます。特に猫は、口内炎になりやすく、よだれを出している時は、口の中をチェックしてください。また、猫の舌にはザラザラした突起があるので、糸状の物で遊んでいるうちにどんどん喉のほうに進んでしまい、舌根部にからみ、さらに反対側を飲み込んでしまい腸閉塞で手術が必要になるケースもあります。このような場合も、よだれが出ることがあります。また、ケイレンを伴う場合は、有機リン系の中毒などが考えられます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫によっては、薬物を経口投与した場合や、嫌な味のものを舐めた場合、極度に緊張した時に、よだれを垂らすことがあります。また、唾液は正常に出ているのに、飲み込めない、食道梗塞や咽頭麻痺などの障害で、よだれを出すこともあるので、安易に考えず早めに診察を受けてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

歯茎や舌の色がおかしい
歯茎や舌の色がおかしい

歯茎の色がおかしい
舌や歯茎、唇は粘膜部分にあたり、粘膜部分の色が全体に変化する原因は、いくつか考えられます。粘膜の色は、目の結膜部分でも確認できます。粘膜が青白い場合は、血液循環に支障をきたしているチアノーゼの可能性があり、呼吸障害や心臓障害も考えられ、深刻な状態です。粘膜部分が黄色っぽい場合は、黄疸かもしれません。また、歯茎の色が白っぽい時は、貧血の可能性もあります。どちらにしてもできるだけ早く獣医師の診察を受けてくだい。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫によっては、薬物を経口投与した場合や、嫌な味のものを舐めた場合、極度に緊張した時に、よだれを垂らすことがあります。また、唾液は正常に出ているのに、飲み込めない、食道梗塞や咽頭麻痺などの障害で、よだれを出すこともあるので、安易に考えず早めに診察を受けてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

鼻と息

くしゃみや鼻水などが出ていないか、呼吸は正常かなど確認しましょう

鼻水が出ている
鼻水が出ている
くしゃみをする
くしゃみをする
咳をする
咳をする
熱がある
熱がある
鼻が変形する
鼻が変形する

くしゃみ、鼻水、咳
単発性のくしゃみで、その後元気に過ごし食欲もあるのなら、そのまま様子を観察しましょう。しかし、くしゃみを繰り返したり、鼻水が出ている場合は、感染性の疾患や、呼吸器系の疾患、アレルギー、鼻腔内異物、腫瘍、歯の疾患など、さまざまな病気が考えられるので、下記のような場合は獣医師に診てもらいましょう。また、咳は、気管支炎や肺、胸腔内疾患(胸水、横隔膜疾患)、心疾患などの病気が疑われます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫が伝染性呼吸器症候群になると、発熱、鼻水、くしゃみ、目ヤニ、目が赤くなるといった、人間の風邪に似た症状が出てきます。この病気の半数は、猫伝染性鼻気管炎、と猫カリシウイルス感染症が原因です。鼻水が多く出ると食事の匂いをかぐことが出来ないので、それだけでも食欲不振の原因になります。悪化すると命に関わる場合もありますが、これらの病気は混合ワクチンを接種することで、予防することができます。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

口をあけてあえぐ
口をあけてあえぐ
ゼーゼー音を立てて呼吸する
ゼーゼー音を立てて呼吸する
呼吸が苦しそう
呼吸が苦しそう

あえぐ
すぐに治まる場合はよいのですが、続く時は鼻、喉頭、気管、肺、胸腔、心臓などの病気かもしれません。また、発熱、貧血、熱中症、怪我などが原因の場合もあります。熱中症などの場合は、すぐに対策が必要ですし、思い当たる節がないのに息が荒い、舌や唇の色がおかしい、ヒューヒューゼーゼーなどの呼吸の音が聞こえる場合は、何らかの病気が疑われます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

暑い場所にずっといた場合、猫も熱中症になります。まず体を冷やし、出来るだけ速やかに動物病院で診察をうけてください。また、口を大きくあけてパクパク呼吸をしている状態や、座って胸を大きく動かして呼吸しているなら、肺水腫、胸水、膿胸、血胸、気胸、横隔膜ヘルニア、腫瘍などの疑いがありますので、一刻も早く診察をうけましょう。また猫には喘息があり、特徴はゼーゼー音を立てる呼吸です。シャム猫に多くみられます。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

体全体をやさしくなでながら、腫れやしこり、イボなどがないかチェックしましょう

おなかが膨らんでいる
おなかが膨らんでいる

おなかが膨らむ
猫は基本的に必要量を自分で調整して食べるので、おなかが膨れている場合は、何か問題があるかも知れません。腹部内の臓器が大きくなる病気をはじめ、心疾患や肝疾患による腹水の増加や腹膜炎なども疑われます。著しい便秘によって巨大結腸症になる猫や、尿結石の猫もいるので、排便・排尿にも異常がないかチェックしましょう。また、猫に起こりやすい病気に脂肪肝があります。おなかが腫れる場合、肝臓腫大になっていることもあるので、安易に考えず早めに動物病院で診てもらいましょう。このほか、未避妊の雌の場合は、妊娠も考えられます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫には伝染性腹膜炎という病気があり、その場合は腹水がたまってきます。残念ながら現在確実な治療法がありません。また、未避妊の雌猫では子宮蓄膿症などの病気でもおなかが腫れることがあります。その他にも全身がむくんでいるような場合もあります。また、最近では過食するタイプの猫もいるようです。過食は肥満につながり、脂肪が蓄積されていきます。差し迫った問題はなくとも、糖尿病、関節の病気などいろいろな疾患の原因になる可能性もあるので注意を。ただの肥満だと思って、おなかが腫れる別の病気を見過ごすこともあるので気をつけてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

しこりを発見
しこりを発見
乳房が腫れている
乳房が腫れている

しこりを発見
猫も中年以降になると、皮膚腫瘍の発生率が高くなります。皮膚の腫瘍には、良性と悪性があるので、しこりがあると感じたら、動物病院で検査してもらいましょう。特に未避妊の雌は、乳腺腫瘍の発生率が高くなっています。猫の乳腺腫瘍は悪性である可能性が非常に高い(約90%)ので、早期発見・早期治療が必要です。乳腺が腫れている、しこりがあると感じたら、早く獣医師に診てもらいましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

雌猫で出産前や授乳中の場合は、乳腺が腫れて当然です。しかし、離乳したのに腫れが続いている、もしくは、交配していない・避妊している・雄である場合の乳腺の腫れは、腫瘍ができているかもしれません。また、猫の皮膚や皮下に発生しやすい腫瘍には、扁平上皮癌や線維肉腫などがありますので、しこりをみつけた場合は、みつけた場所や数などをチェックして、獣医師の診察を受けてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

触ると嫌がる
触ると嫌がる
ある部分を触ると反応がおかしい
ある部分を触ると反応がおかしい
体を触らせようとしない
体を触らせようとしない
体を丸めてずっとじっとしている
体を丸めてずっとじっとしている

触ると嫌がる
普段は触っていても平気なのに、ある日突然、その場所を触ると逃げたり、怒るなど、嫌がるしぐさや、いつもと違う反応を見せたのなら、その場所に痛みがあるかもれしません。まずは、外傷や腫れなどがないか確認しましょう。目に見えない場合でも、打撲や骨折、脱臼などや関節炎、さらに内臓の病気も疑われます。特に背中を丸めて、じっとしていることが多い場合は、背骨や腹腔内に痛みがある可能性が高いので、速やかに動物病院で診察を受けましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

外出する猫、特に未去勢の雄はケンカをすることが多く、それにより皮下にアブセス(膿瘍)を形成することが多く、局所に腫れや痛みがあり、気づかずに放っておくと皮膚がやぶれ膿がでる場合があります。また、交通事故、転落事故なども多く見られますし、ケンカにより猫免疫不全ウイルス(俗に言う猫エイズ)に感染する危険性も高くなります。体に痛みがあるとじっとして動かず人に近づかない場合と、痛みのため落ち着きがなくウロウロすることもあります。痛みがひどい時は、抱き上げた時に抵抗したり、声をあげることもあるので、いつもと違う反応があったら、体調や食欲を観察して、獣医師に相談してください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

アバラ骨がわからない
アバラ骨がわからない
骨がゴツゴツして肉が感じられない
骨がゴツゴツして肉が感じられない

肥満or痩せ過ぎ
猫の胸を触って、肉が付き過ぎてアバラ骨(肋骨)を捜さないとわからない状態や、背骨が触りにくい場合は、肥満です。また、逆に骨がゴツゴツして肉が感じられないのは痩せ過ぎです。どちらもそれ自体は病気ではありませんが、肥満の場合、糖尿病や呼吸・循環器の病気、肝臓の病気、脊椎や関節などの障害が起こりやすくなります。太ったように見えても、肥満ではなく全身がむくむ病気もあるので、皮膚を指で押してすぐにもとにもどらない「むくみ」が見られたら動物病院で診てもらいましょう。また、痩せる原因としては十分な食事量を与えられていない場合などもありますが、多くの場合は病的な原因が考えられます。さらに急に痩せる、急に太るのも、何らかの病気のサインだと考えられます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

定期的な体重測定は必ず行い肥満や痩せ過ぎに注意しましょう。同じ猫種でも理想体重には固体差があります。できれば動物病院で、その猫の理想体重を確認し、肥満の場合はそれに近づくよう摂取カロリーや消費カロリーの調整を行ってください。避妊、去勢をすると肥満傾向になりやすいので、注意が必要です。また、痩せている場合も病的な原因がないかを確認してもらいましょう。特に高齢の猫では、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、糖尿病、慢性腎不全、口内炎などには要注意です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

皮膚・被毛

掻いたり舐め足りしている箇所がないか。ブラッシングしながら地肌の状態をチェック

耳や体をよく掻く
耳や体をよく掻く
毛に黒いゴマのようなものがついている
毛に黒いゴマのようなものがついている
ノミやダニがいた
ノミやダニがいた
掻きキズがある
掻きキズがある
体の同じ場所ばかりなめる
体の同じ場所ばかりなめる
体臭がある
体臭がある
フケがある
フケがある
湿疹がある
湿疹がある
皮膚が赤くなっている
皮膚が赤くなっている

皮膚・被毛「かゆがるなど」
かゆがるなど
体を掻く・なめる・咬む、または体を床や壁に擦りつけるなど、かゆみを伴うしぐさを多くする場合は、ノミやダニなどの外部寄生虫の感染が疑われます。毛を開いて、黒いゴマのようなものがついている場合、それがノミの糞である可能性も。ノミの感染はノミアレルギー性皮膚炎の原因にもなり、猫の背筋にそって首や腰の部分に粟粒のようなブツブツした丘疹がみられ、非常に痒がり、なめて脱毛の原因にもなります。黒色の耳アカが多い場合は、耳ダニによる外耳炎かもしれません。また、疥癬(かいせん)と言われるダニや、細菌や真菌などの感染、アレルギーなど、ひどいかゆみを伴う皮膚病もあります。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

外部寄生虫は、あらかじめ駆除する薬を使用することで、防ぐことができます。しかし、すでに感染している場合は、皮膚炎などを起こし、治療が必要な場合もあります。また猫には、その他にもアレルギーが原因と考えられる好酸球性肉芽腫症候群(こうさんきゅうせいにくがしゅしょうこうぐん)や粟粒性皮膚炎(ぞくりゅうせいひふえん)といった病気もありますので、異常を感じた場合は動物病院で診察を受けてください。ノミやダニ、疥癬、糸状菌などは人間にも感染しますので、出来るだけ早期の対策が必要です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

毛づやが悪い
毛づやが悪い
もつれや毛玉がある
もつれや毛玉がある

グルーミングをしない
猫は通常、自分の手や口を使ってグルーミング(毛づくろい)をします。被毛についた汚れを落とし、ザラザラした舌で毛をブラッシングして、キレイに保つようにしているのです。しかし、毛づやが悪い、毛玉が多い、顔が汚れているといった場合は、そのグルーミングがきちんとできていないことが考えられます。グルーミングは猫の健康のバロメーターの一種です。グルーミングをしていないようであれば体調が悪い可能性がありますので、要注意です。グルーミングができない原因としては、口内炎など、口腔内の異常の可能性も考えられます ( 口「ニオイ、歯石」・ 口「よだれ」 を参照してください)。その他、新しいシャンプーなどを使い、毛づやが悪くなった場合は、愛猫の被毛にその製品が合わないことも考えられます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫は基本的に自分でグルーミングをしますが、コミュニケーションや健康チェックを兼ねて、飼い主さんがブラッシングをするクセをつけるのがオススメ。子猫の頃から、慣らしておくとブラッシングやシャンプーなども比較的スムーズです。特に長毛種は毛玉ができやすく、ひどくなるとそれにより皮膚が引っ張られて、動く度に痛がる場合もあります。こうなるとブラッシングはまず行うことができませんので、飼い主さんが日常からのブラッシングすることは非常に重要です。さらに人間にブラッシングされることや体に触れられることに慣れている猫は、体の異常も早期発見できます。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

皮膚の色が黄色っぽい
皮膚の色が黄色っぽい
皮膚の色が紫色っぽい
皮膚の色が紫色っぽい

皮膚の色がおかしい
皮膚に青紫色や赤紫色になっているところがあれば、皮下での出血が考えられます。事故などの打撲で色が変わる場合のほか、まれに血液凝固に異常がある可能性も。また、皮膚の色が黄色く感じられる時は、白目の部分や歯茎なども、黄色っぽくないか確認してください。黄色っぽいならば、黄疸症状かも。至急動物病院で診てもらいましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫では脂肪肝(肝リピドーシス)の発症が多いので、黄疸が疑われる場合は、症状が軽いと思われても、できるだけ早く診察を受けてください。黄疸が出るのは進行性の病気なので、少しでも早く治療をするのがオススメです。また、紫斑なども命に関わる病気の可能性もありますので、早急な診察、治療が必要です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

飲食

食欲はあるのか、吐いたりしていないか。どれくらいの水の量を飲んでいるか把握しましょう

食べない
食べない
食欲がない
食欲がない

食べない
食欲は健康のバロメーター。食事を全くしない時は、なんらかの病気にかかっているかもしれません。他の症状がみられないかよく観察しましょう。匂いを嗅ぐだけで口に入れない場合は、口内炎や口を開くと痛みを感じる疾患、歯の痛みや、腫瘍などかもしれません。口を痛がり、よだれを垂らすなら、口腔内の異常のほか、鼻、喉の疾患、猫カリシウイルス感染症や猫伝染性鼻気管炎なども考えられます。外から帰ってきて食欲がないなら、交通事故などにあい下顎を骨折しているなどの外傷や、感染症などあらゆることが考えられます。もちろん、内臓障害なども考えられるので、獣医師の診察を受けてください。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

食事の内容を急に変えたりしていませんか? 好きじゃないフードを食べるぐらいなら、空腹を選択する猫も多いようです。しかし、3日以上の絶食は、脂肪肝などの病気をひきおこすこともありますので、いかなる理由でも3日以上の絶食状態は禁物です。元気なのに食べない時は、嗜好性も考慮し、今まで食べていたフードを混ぜるなどの工夫も必要です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

水をたくさん飲む
水をたくさん飲む

多飲
猫は、犬ほど水をカブ飲みするところを見せませんが、水飲み場にいることを頻繁に見かけたら、飲み水の量が増えているかもしれません。多飲の場合、尿の量も増えていると思われるので、一日の飲み水の量とトイレの尿の量に変化がないかチェックしてください。ともに量が増えている場合、糖尿病、腎不全、肝不全、子宮蓄膿症、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)などが考えられます。特に猫は高齢になると腎臓機能が低下することが多い動物です。初期症状は多飲多尿で、進行すると毛づやが悪くなり、体重が減少するようになります。慢性腎不全は改善することはありませんが、多飲多尿の早期発見により長期にわたり日常生活を維持することが可能になります。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

できれば与える水の量を決めて、その減り具合から、一日にどれくらい飲んでいるか把握しましょう。猫の体重1kgあたり100ml(体重3kgで300ml)ほどの水を毎日飲んでいる場合は、多飲です(正常ならその半分ぐらいを飲みます)。尿量は一日通常体重1kgあたり20ml~45mlです。ただし脱水症状を起こさないよう、水は常に飲める状態にしておきましょう。上記の腎臓機能低下の他、高齢の猫で見られる疾患に甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)があります。症状としては多飲多尿のほか、高齢のわりに活発である、食欲があるにもかかわらず痩せている、目つきがギラギラしているなどがあります。食欲もあり、活発に行動するため、病気に気づかないことも多い厄介な病気ですので、飲水量や尿量の観察が非常に重要になってきます。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

吐いた
吐いた

吐く
換毛期の猫は、頻繁に毛づくろいをして、大量の毛を飲み込んでしまいます。それが胃の中で毛球(ヘアボール)となって吐き出すことがありますが、これは病気ではありません。また、ドライフードなどを勢いよく食べた直後に筒状のドライフードを吐くことがありますが、吐物をまた食べ始めたり、その他の症状がなければ問題はないと思います。しかし、毛球以外のものを吐き、他の症状を伴う場合は、注意が必要です。食道の障害(吐出)、消化器系、腎臓・泌尿器系の病気、混合ワクチンの接種をしていない場合は、感染症なども考えられます。また、異物の誤食による腸閉塞などもよくみられる病気です。この場合は早急な外科的摘出が必要になります。嘔吐はあらゆる病気の症状としてよくみられるものですので、継続するようであれば、動物病院での診察が不可欠です。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

吐いた後、ケロリとして食欲があり、症状が一過性のときは大きな問題ではない可能性が高いので、猫の様子をよく観察してください。獣医師の診察を受ける場合も、吐いた時間・食事との関連性・回数・吐物の内容・愛猫の状態・その他の症状の有無などをきちんと伝えることが、診断の大切な手掛かりになります。また、元気も食欲もあるけれど、食べてすぐに吐く、頑固な嘔吐が続く場合は、胃の中に異物が入っている可能性があります。元気にしていても至急動物病院で診てもらいましょう。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

排せつ

毎日の便の回数や状態、尿の回数や量、色をチェックしましょう

下痢や軟便
下痢や軟便

下痢
下痢や軟便だからといって、病気とは限りません。牛乳を飲んで下痢をする猫もいますし、フードを急に切り替えた時や、アレルギーやストレスで下痢をする場合もあります。しかし、体力のない子猫や高齢猫の急性の下痢が悪化した場合、死亡することもあるのであなどらないで早めに診察を受けてください。元気があり活発で食欲もある成猫の一時的な下痢や軟便は、少し様子を観察して判断を。ただし、続く場合や血便、嘔吐や元気・食欲低下、などの他の症状がある時は、獣医師に診てもらいましょう。また、慢性的な軟便で、痩せてくるような場合も動物病院での診察は不可欠です。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

急性の下痢は、寄生虫や細菌、ウイルスの感染や、中毒などが考えられます。特に子猫の汎白血球減少症(嘔吐・血便・食欲元気低下)は命に関わりますので、早急な診察が必要です。また、慢性の場合は、腸炎や腸閉塞、胃や腸の腫瘍、膵炎など、さまざまな病気が疑われます。また、寄生虫感染により便に虫が出てくることもありますので、便を注意深く観察してあげてください。それとともに定期的な便検査や駆虫処置をオススメします。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

便秘
便秘
しぶり(便が出にくい)
しぶり(便が出にくい)

便秘
便秘とは、排便の時に強くいきまないと便が出にくい状態で、出た便も硬く乾燥しています。便秘が続く場合は、病気の可能性もあります。少しずつでも排便するなら、一過性のものかもしれないので観察を。しかし、食事を取っているにも関わらず2日以上排便がない、排便姿勢をとるのに全く便が出ない、嘔吐を伴うなどの症状があれば、大腸の病気、泌尿器・生殖器疾患、神経障害、代謝・内分泌、外傷(骨盤骨折、後肢の異常)などの病気かもしれません。また、ある種の薬剤を服用している場合は便秘になる可能性があります。特に猫は、巨大結腸症による便秘がおこりやすいようです。また、便意があり、排便のスタイルをするのに、排せつしない「しぶり」状態には、便秘だけでなく、排尿障害の可能性もあります。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

便の回数は、1日1~3回なら正常ですが、固体差があるので、普段の健康な状態の排便回数を把握しておきましょう。そして、便の回数が減ったら、他の異常がないか、気をつけて愛猫をよく観察してください。また、便秘だからといって、自己判断で浣腸するのは危険です。排尿障害の場合もあるので、必ず獣医師の指示にしたがってください。猫では巨大結腸症がよく発生します。原因は不明なことも多いのですが、食事療法、薬物療法、外科治療などが必要となりますので、獣医師とよく相談をしてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

オシッコの色がおかしい
オシッコの色がおかしい
オシッコの量が多い
オシッコの量が多い

多尿、尿の色がおかしい
猫のトイレ砂によっても判断できるものと、わかりにくいものがあるようですが、固まる砂の場合、その大きさなどで尿の量を把握しましょう。いつもより増えているなら、多尿の傾向があり、多飲多尿( 飲食「多飲」 を参照してください)の病気が考えられます。また、尿がベタベタしていたら糖尿病かもしれません。さらに、赤っぽい褐色、オレンジ、醤油のような色に見える尿は、血尿、ヘモグロビン尿(猫の場合は稀)、濃い黄色はビリルビン尿と呼ばれており、病気の可能性があります。また、排尿姿勢を何度もとるが、わずかしか尿が出ない場合は、排尿障害や炎症にともなう残尿感による、頻尿も考えられますので、早めの診察が望まれます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

尿が濃い黄色の場合は、黄疸によるビリルビン尿かもしれません。尿だけでなく、結膜や口腔粘膜の色をチェック( 口「歯茎の色がおかしい」 を参照してください)して、黄色っぽい場合は、緊急を要する黄疸症状です。このようにペットの尿の色は、命に関わる病気の発見につながるので、常に把握しておきましょう。また、尿の色がおかしく何度も排尿姿勢をとったり、元気・食欲がなかったり、ぐったりしている時も、急いで受診してください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

オシッコが出ない
オシッコが出ない
オシッコが出にくい
オシッコが出にくい
何度もトイレに行く
何度もトイレに行く

尿が出ない
排尿回数には固体差がありますが、尿を全くしない、トイレに何度も入るのにあまり出ていないことに気がついたら、早めの受診が肝心です。なかでも丸1日尿が出ていない場合は、急いで動物病院へ。3日間排尿がないと尿毒症で死にいたることもあります。尿は、腎臓で作られ膀胱にたまり、尿道を通って排せつされます。排尿が困難な場合は、腫瘍や結石などの病気が考えられます。特に雄猫では尿道閉塞が強く疑われます。また、雌では膀胱炎による残尿感から、ずっと排尿姿勢をとることもあります。また、急性腎不全を発症すると尿がまったく生産されなくなる場合もあり、数日で命に関わる状態にすすむこともありえます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

猫の泌尿器症候群は、もともとの水分摂取量の少なさや、肥満による運動量の低下(喉が渇かない)、食餌内容(ミネラルのバランス)、飼育環境のストレス、季節性(冬の飲水量の低下)なども要因になると考えられています。猫は、汚れている水やトイレを避ける傾向があるので、最低飼育頭数以上のトイレ、食器を用意して常に清潔な状態で利用できるようにしてあげてください。特に雄は尿道閉塞が多く、処置が遅れると死にいたることもあります。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

行動

日常生活の動きで気になる変化はありませんか?

立てない
立てない
ぐったりしている
ぐったりしている
ケイレンする
ケイレンする

立てない、ケイレン
意識が低下し、立ち上がって体を動かすことができない状態や、ケイレンをおこす疾患は、生命に危険が迫っている緊急疾患と考えてください。脳疾患、代謝性の疾患、心臓・循環器・呼吸器・腎臓・肝臓の疾患のほか、感染症や薬物中毒なども考えられ、緊急の処置が必要です。また、ケイレンは、有機リンなどによる中毒、猫伝染性腹膜炎、脳疾患、腎・肝疾患、ビタミンB1欠乏症、狂犬病(猫でも感染します)などが疑われます。どちらにしろ、早急に獣医師の診察を受けましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

意識が低下している、ケイレンが起こっているのは、どちらも緊急疾患と考えてください。飼い主さんを認識できず、咬みついたりすることもありますので、十分に注意してください。呼吸が止まらないように首を伸ばし、毛布などやわらかいもので体を保護しましょう。動物病院へ連れていく時も、安全に気をつけ、目を離さないように注意深く見守ってください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

疲れやすい
疲れやすい
元気がない
元気がない
運動をいやがる
運動をいやがる
今まで外出したのにしなくなった
今まで外出したのにしなくなった
あまり動かなくなった
あまり動かなくなった

元気がない
猫は、犬と違って定期的に散歩に行かないので、運動能力の変化に気がつきにくいものです。グルーミングや爪とぎなどの日常の行動が減り、遊ばなくなったなど、持続的な肉体運動に耐えられないようなら、喘息や膿胸などの呼吸器や循環器の病気、骨や関節の病気、腎不全などの内臓疾患、貧血などかもしれません。疲れやすいのは高齢のせいだと決めつけると、重大な病気を見逃すこともあります。よく観察し、気になる症状があれば早めに獣医師に診てもらいましょう。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

肥満の場合、脚に負担がかかり、運動を嫌がったり、疲れやすいといった症状がでるようです。何らか気になる症状があり、動物病院の診察を受ける場合は、急性症状なのか、徐々に進行してきたものなのかが診断には重要になるので、日頃から愛猫をよく観察してあげてください。また、8歳頃からは、少なくとも年1回の健康診断を受けさせてあげましょう。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

動作がぎこちない
動作がぎこちない
頭が傾いている
頭が傾いている

頭が傾く
猫の意識がしっかりしているのに、なんとなく動きがぎこちない…、それは神経のバランスに異常があるのかもしれません。まっすぐに歩けなくて曲がってしまう、頭が傾いているといった不自然な動きがあるなら、運動失調症の可能性があります。特に多いのは、前庭性の運動失調症で、内耳にある平衡感覚を司る部分の障害です。猫では、年齢に関係なく起こるようです。また、視力障害などの可能性も十分考えられますし、脳障害や、中毒、感染症なども考えられます。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

前庭は内耳の一部で、頭や目、体幹を重力に対して正しい位置に保つ機能を果たしています。前庭に疾患がある場合は、障害がある方向に頭が傾いたり、グルグル回り続けることがあります。原因としては、外耳炎からの続発や特発性(原因不明)などがあり、治療を受けずに放っておくと、症状が進行することがあるので注意してください。日常生活が通常にできなくなるなど、このような障害が認められる場合は動物病院での診察が不可欠です。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

歩き方がおかしい
歩き方がおかしい
足をかばう
足をかばう
足を引きずる
足を引きずる
同じ所ばかりをなめる
同じ所ばかりをなめる

歩き方がおかしい
外出する猫では、帰宅すると歩き方がおかしい時があります。そのような場合は交通事故、転落などによる骨折、脱臼などが疑われます。また、未去勢の雄の場合はケンカによる外傷の可能性も多いと思われます。骨折、脱臼、アブセス(膿瘍)などの可能性もあるので、4本のどの足をかばっているのか、出血や腫れがないか、地面に足をつけているかなどを観察し、異常を感じたら動物病院での診察を受けてください。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

骨や関節、靭帯、筋肉の障害など、痛みを伴う障害の場合、不注意に患部に触れないように注意してください。猫が暴れて、さらに症状を悪化させることがあります。患部に負担がかからない、安全な状態で動物病院へ連れていきましょう。いつから異常がみられるのか、きっかけがあれば、診察時に獣医師に伝えてください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

奇声を発する
奇声を発する
鳴き方がおかしい
鳴き方がおかしい

異常な声
夜中に雌猫が、念を込めたような響きわたる異様な声で鳴くのは、発情期だと思われます。また、食事中に奇声を発するのは、歯周病や口内炎( 口「ニオイ、歯石」 ・ 口「よだれ」 を参照してください)かもしれません。猫の歯周病や口内炎は、非常に大きな痛みを伴うことが多く、叫んでしまうことがあるようです。このほか、猫伝染性鼻気管炎の場合、声がかすれることがあります。

病気の可能性があるので病院へ

ポイントアドバイス

雌猫は6カ月頃(早い場合は4カ月)から発情期を迎えます。それ以降、年2回程度の発情期があると考えられていますが、室内飼いの雌猫は一年中発情期であることもよくあります。交尾がないと、1カ月間隔で何度も発情を繰り返し、夜中に異様な声で鳴くことが繰り返されます。近所迷惑になる住宅環境や、生まれた子猫を責任持って飼えないのなら、愛猫のストレスを減らすことにもなると考えて、避妊を検討してください。

ここで紹介している内容は一例であって、健康を保証するものでも、病気を確定するものではありません。猫の健康状態は個体によって、それぞれ違います。少しでも不安を感じたら、獣医師の診察を必ず受けてください。

今回、監修にご協力いただいた専門家

みゅう動物病院 院長 本田善久さん
・(社)大阪市獣医師会 理事
・全日本獣医師共同組合編集委員
・(社)日本動物病院福祉協会(JAHA) 中部日本地区代表ディレクター
・(株)ネオベッツ 取締役
動物たちが健康で1日でも長く飼い主家族と素敵な日々を共有できるようにとの考えのもと、獣医師として最新の知識と技術を提供。病気の治療はもちろん、各種予防、1日ドックなどのトータルケアを同病院で行なっている。また、ネオベッツER堺(夜間動物診療)でも診療に当る。この他、大阪市獣医師会の学術担当として、獣医師向けのセミナーの実施、毎年9月と11月に市民が参加できる動物愛護フェスティバルを実施している。さらに、全日本獣医師共同組合編集委員としてペピィの医療記事にも携わる。
みゅう動物病院
ネオベッツ高度動物医療・動物の夜間救急診察