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もしもの時に備えよう!ペットのための防災準備

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もしもの時に備えよう!ペットのための防災準備
災害が発生したとき、ワンちゃん・ネコちゃんの命を守れるのは飼い主の皆さんだけです。環境省が策定した「人とペットの災害対策ガイドライン」でも、飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」を原則としています。
そのため、万が一の災害に備えて、飼い主さんの防災グッズと一緒にペット用の防災グッズを準備しておくと安心です。また、お住まいからお近くのペット受け入れ可の避難先と、避難先までの経路の確認もしておきましょう。

<災害に備えて準備しておきたいもの>
・キャリー
避難時の移動や避難先での居住空間として使用。

・食事/食器
救援物資が届くまでに必要な飲用水、ペットフードやおやつなどの食料。長期保存可能なものを選びましょう。
また、食器も併せて用意しておくと安心です。

・カラー/ハーネス/リード/迷子札
避難時やパニック時の逃げ出し防止、迷子になったときに必要な情報をまとめたもの。

・トイレグッズ
避難先での排泄物を処理する道具。猫の場合は使い慣れたトイレ砂を用意しておく。

・お手入れグッズ
汚れや抜け毛の対策として。避難先でのトラブルを避けるため、清潔に保ちましょう。

・おもちゃ
避難先でのストレス発散や気分転換の遊びに。

ここでは、ペットのための防災準備としてオススメのアイテムをご紹介します。(最終更新日2023年11月30日)

目次

ペットのための防災グッズ:キャリー

キャリーは、ワンちゃん・ネコちゃんを連れて一緒に避難するときはもちろん、避難先では居住空間の役割も果たします。
避難時に怖がってキャリーに入らないことがないように、日頃から外出時やおうちの中でハウスとして使い、慣らしてあげることが大切です。

 

ハードタイプの犬猫用キャリー

ハードタイプの犬猫用キャリーは、頑丈な素材でできているため、避難場所での居住空間としても適しています。

ソフトタイプの犬猫用キャリー

ソフトタイプの犬猫用キャリーは、背負ったり、肩にかけて両手を空けることができるため、徒歩での避難がしやすくなります。

ペットのための防災グッズ:食事/食器

災害時では、避難先などの慣れない環境がストレスとなってしまい、食事や水分補給を上手く行うことができない可能性があります。そのため、フードやおやつは食べ慣れたものを用意しておくと安心です。

なお、災害時のワンちゃんネコちゃん用の救援物資は、人間のものよりも到着までに時間がかかることが予想されます。そのため、「人とペットの災害対策ガイドライン」では最低5日分、できれば7日分以上のフードの準備が推奨されています
おやつは1回で食べきれるタイプや小分けになっているタイプで、栄養・水分補給できるものがオススメです。

また、食器については、携帯しやすく、場所を選ばず使えるものを用意しておきましょう。また、避難先での使用を考え、割れにくい・音が出にくい・洗いやすいものを選ぶと良いです。

ペットのための防災グッズ:ハーネス/リード

ハーネスやリードは被災時にうちの子の安全を確保するために大切なアイテムです。
いつも使っているものとは別に予備として、避難時やパニック時の逃げ出し防止のために防災バッグなどに準備しておくのもオススメです。
災害時には、普段よりリードを短く持ったり、狭い場所に入ったり、飼い主さんとは別の人が愛犬や愛猫と行動する場面もあり得るため、首や喉への圧迫が少ないハーネスを準備しておくとよいでしょう。

また、ネコちゃんはハーネスやリードをつける機会が少ないので、普段から慣れさせておくと安心です。

ペットのための防災グッズ:トイレグッズ

トイレと普段使いのペットシーツ、猫砂などを用意しておくと安心です。そこまでの準備が難しい場合も、段ボールとビニール袋で代用した簡易トイレ、新聞紙をちぎって作った猫砂などでも代用できます。

避難先という限られたスペースに多くの人が集まるため、周囲の人に不快な思いをさせない配慮も必要です。そのため、早めの排泄処理とニオイ対策を心掛けましょう。

ペットのための防災グッズ:お手入れグッズ

避難先でうちの子を清潔に保ってあげるだけでなく、他の避難者にニオイや抜け毛等で迷惑をかけないためにもブラシや爪切り、ウェットティッシュなどをしっかり準備しておきましょう。
水なしで使えるシャンプーや歯ブラシなどがあれば便利です。

ペットのための防災グッズ:おもちゃ

災害時には、いつもと違う慣れない環境でワンちゃん・ネコちゃんもストレスが溜まりやすくなります。そのため、お気に入りのおもちゃを持っていき、ストレスが溜まらないようにしてあげてください。

避難先で使用するおもちゃは、狭い場所で遊べるものや大きな音が出ないものなど、他に避難している人の迷惑にならないものを選びましょう。

災害に備えて、日頃から準備しておきましょう

いつかの災害に備え、日頃からキャリーやハーネス、食事等を準備しておきましょう。
準備をしっかり行い、万が一災害が起きた際、うちの子を不測の事態から守りましょう。